活動紹介

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「社会人マナー教室」柏原中学校にて春日井商工会議所主催の講話(2008.6.12)


授業風景

 先日、中学2年生の子供たちに、「社会人マナー教育講座」と題して、1時間お話しをさせて頂きました。社会に出るための心構え、社会人としての役割、仕事の大切さ、それらを伝えるために、社会の仕組みから簡単にお話しをさせて頂きましたが、レジメに目をやりながら、要所要所真剣にメモをとる中学生のひたむきさに、普段実感することの少なくなった、人との「ふれあい」「親しみ」を感じた気がします。


近頃は、通り魔殺傷事件、親子殺人事件、バラバラ殺人事件等、人の残酷さが際立つ事件、事故が毎日のように報道されています。

そして、私たち司法書士の業務においても、長年連れ添った夫或いは妻を訴える、親族間で財産を奪い合う、生活を支えてくれた会社経営者を訴える、ましてや国を訴える等、人々の生活を支えるべき法律が、人々の欲望をみたす凶器にしか見えなくなる、そんな事件ばかりが目立ちます。


今の社会は、モノ、情報が溢れ、欲しいモノ、情報はすべて手に入り、要らないモノ、情報、人間関係までも簡単に捨てられる。そんな希薄化した社会の中にこれから放り出されてしまうということを、中学生の子供たちにはまだ伝えることはできません。

しかしながら、これからの社会を担う純粋な子供たちとの「ふれあい」の中から学ぶことは、私たち大人社会にこそあるのではないでしょうか。


2008年 6月12日 司法書士 谷口 貴


授業風景